村上春樹
2021年11月12日
村上春樹の本、海外翻訳版の装丁が個性的『海辺のカフカ』
今日のワードは
『村上春樹、海外翻訳版』です。
村上春樹さんは海外でも人気の作家さんです。
彼は翻訳業もされていて
そのことは以前のブログでも触れています。
それでは今回は
私の好きな作品の一つ
『海辺のカフカ』
の色んな表紙を見てみました!
大まかなあらすじと共に
ご紹介します。
本作は、2つの物語が組み合わさった小説です。
主人公である田村カフカの物語と、知的障害のある老人である
ナカタサトルの物語が交互に展開されます。
主人公である「僕」こと田村カフカは、
東京都中野区野方に住んでいる15歳の中学3年生。
父親にかけられた呪いから逃れるために家出を決心し、
東京発の深夜バスに乗り込んで高松へと向かい
図書館に住むことになります。
【 トルコ版の表紙 】
一方、もう1人の主人公であるナカタは、
野方に住む知的障害があり猫と話せる老人。
「猫殺し」の男を殺害したことによって、
東京を離れることになります。
【 インド版の表紙 】
その翌日、中野区に2000匹におよぶイワシとアジが
空から降り注ぐという事件がおこります。
【 イスラエル版の表紙 】
魚を題材に表紙にした国は多かったのですが
魚がなぜ降り注いだのかは、なんでだったんだろう??
って感じなのです。
そしてナカタは東京から離れて
トラック運転手をする星野の力を借り、
「入り口の石」を探すことに。
【 日本版の表紙 】
その頃カフカは、図書館の司書である大島から、
父親が自宅で殺されたニュースを知らされることになります。
【 中国版の表紙 】
漢字のタイトルが少し読めるのが面白いです。
いちばん好きな表紙はこれです
【 フィンランド版の表紙 】
魚が金魚っぽいけど、不透明な物語を
透明感ある入口にしているのが良いかなと。
田村カフカの現実と非現実、
ナカタさんの現実と非現実、
この四つが複雑に絡み合って
物語は面白くややこしく展開していきます!!
多様な解釈が許されるように
ストーリーが展開しているので、
読者それぞれの解釈を重視した作品となっています。
一度だけ読んでも疑問が沢山残ります。
何度か読み返してみると
最初は気付かなかった「仕掛け」を見つけます。
つまり
ストーリーが展開しているので、
読者それぞれの解釈を重視した作品となっています。
一度だけ読んでも疑問が沢山残ります。
何度か読み返してみると
最初は気付かなかった「仕掛け」を見つけます。
つまり
読むたびに違う見方が出来るように工夫している
ということらしいです。
そしてその疑問や発見は
いつも自分の中のそれらと結びつき
ココロの中の階段を少しずつ降りていくことになるのです。
寝る前に読むと割と不思議な夢を見ます!
(私調べです)
(私調べです)
リンク
こんな短編集が入門版でお勧めです!
気軽に読めて心にとまる
村上春樹ならではの作品です。
リンク
こんなインタビューを少しずつ読むと
村上春樹がだんだんわかりやすくなります!
リンク
こちらは新潮社の村上春樹 特設サイトで
日本版の装丁が見られます
オーダーメイドでペットのフィギュアを作ってもらえます
ペットのお洋服が買えます!
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otenki315 at 12:00|Permalink│Comments(0)
2020年10月08日
村上春樹 訳 空飛ぶ猫!!
ニャンコさんの羽、小さかったかな?
これじゃ高く飛べないかな?
今日の本題は空飛び猫ではなく
翻訳家の方です。
村上春樹さんは日本でも世界でも人気のある作家さんです。
彼は小説を書くかたわら、
英語の小説の翻訳もされています。
曰く、日本語の小説を書くことと
英語の翻訳をすることは、交互にするのが
精神的にはバランスがいいんだそうです。
きっと使う脳細胞が違うのかなあ。
私は活字を読むのがけっこう苦手です。
本も時間をかけて読みます。
そんな苦手意識のあるジャンルですが
村上春樹のだけは、デビュー当時の昔から
さらさらすらりと読めていました。
いわゆる ハルキスト とかじゃありませんが
(全作品、読んでるけど)
彼の書く物語には私の大好きな
不思議 がいっぱい詰まっています。
彼は執筆するときに、自分のココロの奥底に降りて行って
見えた景色を書くんだそうです。
だから体力がないと、その奥底から
現実の世界に戻ってこられないんだそうで、
毎日マラソンや水泳をされているんだとか。
(人のココロと身体は色んな意味で
つながっていると最近よくよく
感じることがあります。)
物語の中に、たくさんの井戸や地下室が出てくるのは
きっとそのためでしょうね。
そしてそのココロの奥底の景色というのは
世界中の人々に
『まさに私の世界だ!!』
と言わしめています。
住んでいる環境やコトバ、習慣にかかわらず
ココロの奥底の景色は、共通したものが
あるんでしょうね。
村上作品の数多くを翻訳されている
ジェイルービン博士のコメントです
ルービン先生のお気に入り。
すごくワクワクして読みました!
村上作品の魅力の一つは語り口調なんですが
なんともいえない沢山の比喩も
毎作品の楽しみです。
彼の軽妙な文章は
先に英語で書いてから日本語にもどすころから
生まれるのかとも考えます。
(すべてではないかもですが)
英訳されても、その内容が海外の読者に
ストレートに伝わるのはそのためかもしれません。
世界中の大きな本屋には
村上春樹のコーナーがあるといいます。
見てみたいな~!
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